フリーナレーター、土屋招子がナレーションを各地へお送りします。

ナレーション・セリフの録音

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現在、宅録のナレーターさんの数は相当ふくれあがっていると思います。それだけ、宅録での納品が認知されてきているということでしょう。

さらに、宅録声優さんになるとその何倍かはいると思われます。昔はネット声優などと言って軽視されていましたが、今やネット声優と声優の線引きってあるの?っていう感じです。

プロの声優さんも堂々とネットで取引きされている時代ですし。

私はどちらかというとナレーターとしてやってきたので、ここではナレーターさんについてお話したいと思います。

まず、制作を始めたばかりの方で、もう誰を選んでいいやらわからない!とちゃぶ台をひっくり返したい気分の方にここだけはおさえておいては……、みたいなことをお伝えできれば幸いです。

以前は、宅録というと、スタジオ出張してもらうより安いという印象がありました。しかし、いまや宅録といえども、予算をしっかり考慮しないと、スタジオに頼むより高い・・・みたいなことになります。

なぜかというと、宅録業者は主に字数で料金を設定しているからです。

イーラーニングなどになると、フツーに何万字とかになるんですが、ご活躍中のナレーターさんは千字でもゆうに1万円を超えます。

・・・と、いうことは何万字の場合、おいくらになるか予想つきますよね。

さらに、フリーの方でも法人でも、

・緊急納期で翌日とかは割増料金

・映像同期は割増

・ファイル分割は割増(尺が長い場合、データを小分けにします)

・リテイク(一度データをお渡ししてから発生する原稿の修正や追加)は割増

最低でもこのぐらいのオプションが発生します。

なぜかというと、ここがいい加減だと追加注文が増えていき、クリエイターは疲れ果ててしまうからです。

でも、クライアント様からすると、修正が入ることがわかっているような動画作りなどの場合、あれもこれも後から料金が割増されるのでは、予算超過になりかねないですね。

私自身はどちら側の気持ちも考慮して、ネット声優さんのような安い料金にはしていませんが、そのかわり、何ケ月も後に発生するリテイクや、緊急納期などには割増料金をいただいていません。ただ、私が登録している制作会社様の規則には従っております。ファイルの分割に関してはご相談、という感じ。また、字数もそのまま数えていたのでは、天文学的な料金になりかねないため、割引きも考えます。

つまり、そのあたりは相談しながらつめましょう、となるべく柔軟に対応しています。そのへんを使い勝手よく思ってご依頼いただいている方が多いかもしれません。

ただ、予算に少しでも余裕があるなら、法人の宅録業者さんに頼むのは安心です。万が一、予定していた方が風邪をひかれても、代役がわんさわんさいます。

私を含めて、フリーの方は1人で運営している方が多いので、何かアクシデントがあると、緊急で対応してくれる方に注文しなおす必要がでてきます。ただ、私の場合はフリーの知り合いがいますので、ご紹介することはできると思います。

では、声はどのようにして選ぶのか

ベテランのディレクターさん方は「この人は声優系だなぁ~」「この人は生粋のナレーターだ」というのを見分けます。このへんはなかなか難しくて、声優さんのナレーションというのはどうしても声優読みになってしまうんです。

ところが!ごくまれに声優さんで、ナレーター出身か?と見まごうごとく、手堅い読みをされる方がいます。

これはもう天性の才能としかいいようがないですね。

でも、何がどうであれ、最終的にはクライアントの企業がOKを出す方になります。上手いヘタはほとんど関係ないかと。

そのコンテンツの雰囲気に合ってる人

が選ばれますから。

ボイスサンプルはほぼどの方もサイトに掲載されていると思いますので、声が気に入れば問題ないのですが、たまに似たような声で似たような話し方をするナレーターさんがいらっしゃいます。たぶん、そういう声だと安心なので、需要があるのだと思います。

ただ、そういう時こそどっちにするか!で悩みます。安い方がいいから・・・で、決めてしまうと後で困ったりします。作成されているコンテンツがどういった分野なのかで、選ばれた方が無難かもしれません。

ナレーターさんは通常、さまざまな経歴をお持ちです。アナウンサー、声優、俳優出身が一番多いのですが、中には歌手とか、スポーツ選手だったとか、ディレクターさんが自分でやっちゃった、とか、もうあげたらキリがないほど。

とはいえ、ボイスサンプルを聴けば、その出自が不明なほど、どの分野にも精通しているナレーターさんも多いです。

硬質な感じの企業VPなどはアナウンサー出身の方にはいいと思いますが、かなりはっちゃけたキャラナレでもしっかりできるような方もいますから、そういう方は貴重ですよね。

・・・で、じゃあ土屋さんはどーなのよ、と言われると、私は元は芝居をしていて、その後、声優に少し足をつっこんで、その後結局、ナレーターへ、という道のりです。

基本は何でも対応できますが、私の強みはやはり別人になりすまし、違う人間がウヨウヨ出演しているように見せかける「ウヨウヨ詐欺」ですね。もちろん、何度かお仕事をした事がある方は「あ、コレつちやさんだ」とわかります。でも、親戚とか友人は気が付かなかったこともあるようです。

私は地声で仕事をしたことはほとんどないです。なので、今までも挨拶に伺ったとき「……え? あの声出してた人がこの人なの?」みたいな顔をされたことが何度かあります。

さぞかし、キリッとした女性を思い浮かべていたんだろうなぁ。こんなぽよんとした感じの私を見て、がっかりしているんだろうなぁ、と。

顔出しをしないと言うことは突然会うときのプレッシャーが大きく……宅録では、ほとんどの場合、顔合わせしないまま終わりますけどね。

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